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アポスティーユとは |
はじめに
アポスティーユとは、ハーグ条約の加盟国に対し、提出する書面が、正当かつ真正であることを証明するために発行される証明書になります。それぞれの加盟国の政府機関が、当証明書を発行します。例えば、アメリカの場合、国務省(U.S. Department of State)がアポスティーユを発行し、日本の場合、外務省が同証明書を発行します。
アポスティーユが発行された書面に対しては、総領事館等において、重ねて証明手続きをしてもらうことが不要になるため、外国の書類に対し、証明手続きをする作業が緩和されます。 |
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日本でのアポスティーユが、アメリカの文書等にどの様に適用されるのか |
Transfer on Death Deed等を含む相続書類は、当書類の対象となる不動産の所有者のサインと、公証人からのサイン証明が必要となります。クライアントが日本にお住まいの方で、アメリカに行くことが難しい場合、日本にて、アメリカでも認めてもらうことができる形で、サイン証明をしてもらうことが可能です。日本の公証役場の公証人は、アメリカの書面に公証手続きをし、その公証手続きと書面自体を真正なものだと、アメリカの国に証明するためのアポスティーユのページを添付することができます。 |
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まとめ |
アポスティーユは、相続文書等を含む、アメリカの国外で、真正であることを証明してもらうための法律に関わる書類等に必要になる場合が多いため、それについて知識を深めることは良いことです。 |