プロベートの種類 |
はじめに |
プロベートには、Informal ProbateとFormal Probateの2種類があります。 |
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Informal Probateとは |
Informal Probateとは、裁判所の関与や、裁判所でのヒアリング等を伴わず、プロベートを完結させる手続きを指します。当プロベートの場合、弁護士は、故人の死亡証明書やその他の書類を裁判所のプロベート窓口に提出します。プロベートの裁判官は関与せず、書類の提出のみでプロベートを完結することができます。Informal Probateは、故人がアメリカ国内で亡くなり、アメリカにおいての死亡証明書が発行された場合の手続きに、適しています。 |
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Formal Probateとは |
Formal Probateにおいては、弁護士が裁判官とのヒアリングを要請するための申請書を提出し、その後、裁判所に指定される、裁判官とのヒアリングに出席することを伴います。当プロベートは、遺言書の効力等において、解決できない事項等があった場合、プロベートの裁判官に判断を委ねるために、行います。 また、Formal Probateは、日本在住であった故人で、死亡事実が戸籍に記されている方等のプロベートをするために、適しています。ハワイ州のプロベートの裁判官は、自らの裁量によって、他国の死亡証明書を受け入れることができるため、日本の戸籍の英訳を、書類へのアポスティーユ手続きを必要とせず、受領してくれる場合があります。 |
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まとめ |
どの種類のプロベートが、遺族に適しているかを確認できるようにするために、上記のプロベートの種類を知っておくことは良いことです。 |