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アメリカ以外の国で作成された遺言書は、ハワイの裁判所にてプロベート手続きの対象となるか |
アメリカの非居住者の方が亡くなり、アメリカ以外の国で作成された遺言書を残した場合、その遺言書に指定される受取人に資産が分配されることを希望するため、ハワイの裁判所にて、その遺言書に対するプロベート手続きをしてもらいたい場合もあるかと思います。 |
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ハワイの裁判所にアメリカ以外の国で作成された遺言書を受け入れてもらえるか否か |
実務的な視点からしては、アメリカ以外の国で作成された遺言書は、ハワイの裁判所にて受け入れてもらうことは可能です。例えば日本の遺言書の場合、プロベート手続きを実施してもらう前に、まずそれを英訳しなければいけません。また、プロベート手続きをする弁護士は、その日本の遺言書が、日本国の法律に基づいて、正当に作成されたことを証明しなければいけません。ハワイのプロベート手続きを実施する弁護士は、例えば日本で一般的に良く作成される公正証書遺言に関しては、それが日本の民法に基づいて、正しく作成されていることを立証しなければいけません。 |
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まとめ |
アメリカ以外の国で作成された遺言書内に指定されている受取人が、アメリカでの資産も相続することができるようにするため、国外で作成された遺言書もアメリカの裁判所において、受け入れてもらえることを知っておくことは良いことです。 |